GLP-1ホルモンを摂取するだけで無理なく痩せられるGLP-1ダイエット。
国内では近年、急激に注目を集めているダイエット方法ですが、当然ながらどれくらい減量できるかは個人差も発生します。なかには別の方法を選択したほうが効果を得られる場合もあるでしょう。
この記事では、GLP-1ダイエットに向いている人をご紹介します。
食べすぎや間食、深夜の食事などが多い人
ダイエットに挑戦している人のなかには、人よりも一回あたりの食事量が多い人や、食べ歩きなどが趣味の人、ストレスが溜まっていてドカ食いグセがあるような人もいます。
このように食事量が明らかに多いタイプの人は、GLP-1ダイエットに向いています。
GLP-1ホルモンは、満腹中枢を刺激して満腹感を得やすくする効果を持っています。これにより食欲が抑えられるので、自ずと食事量が減るでしょう。
「食べたい」という気持ちそのものが湧き上がらなくなるため、我慢や精神的ストレスが発生するリスクも低いです。深夜の食事が多い人は、注射を打つタイミングも工夫するとより効果も得られます。
痩せにくい体質の人
- 正しい方法でダイエットしているはずなのに、なかなか成果が出ない……。
- 年齢を重ねるごとに、若い頃のように痩せられなくなってきた……。
そんな痩せにくい体質にお悩みの人にも、GLP-1ダイエットはおすすめです。
GLP-1ダイエットで注入するGLP-1ホルモン、正式名称「グルカゴン様ペプチド-1」は、もともと体内に存在するホルモンの一種です。
基本的には食事をした際に小腸で作られ、満腹中枢を刺激するのはもちろんのこと、インスリンの分泌を促したり、胃から腸への排出を遅らせたりします。
そして、肥満の人はグルカゴン様ペプチド-1が不足している傾向があるそうです。
つまり、GLP-1ダイエットで体内に不足しているホルモン量を補うことで、痩せにくくなった身体を本来の体質に戻すことが期待できます。
ダイエットを続けられない人
自力でダイエットをするなら、絶対に欠かせないのが意志力です。
辛すぎる食事制限をする必要はありませんが、現在の食生活の乱れを改善したり、運動を習慣づけたり、大好きなお菓子やジャンクフードを控えたりすることには、多少なりとも忍耐が要求されます。
結果が早急に出るとも限らないので、それまで投げ出さずに継続することも必要です。
ですが、強い意志を持ち続けるのが苦手な人や、忙しくて食事や運動の改善に手が回らない人は、なかなかダイエットを続けられない場合も多いのではないでしょうか。
GLP-1ダイエットでセルフ注射を選択すれば、多くても毎日1回、1分ほどで完了する注射を打つだけでOK。
ただし、GLP-1ダイエットはあくまでも対症療法のようなもの。
GLP-1ホルモンを注射している間は成果が出ても、やめた途端にリバウンドしてしまうリスクは否めません。
肥満の原因となっている生活習慣そのものを改善し、二度とリバウンドしないライフスタイルを身につけたいなら、肥満外来に通院することが最大の近道だと思います。